日経平均は40円高スタート、米国反発で買い戻し、円安も支援

 12日の日経平均株価は前日比40円79銭高の1万7298円19銭で寄り付いた。前日の米国市場でNYダウが反発したことや、日経平均が3日間で700円近く下落していることから買い戻しが優勢。ドル・円が若干の円安方向に戻していることも支援材料となっている。ただ、衆議院選挙前とあって、買い一巡後は様子見ムードとなる見方も強い。  個別では、エアバッグ部品の緊急増産が報じられたダイセル <4202> や、自社株買いを発表したドクターシーラボ <4924> などが上昇。1対2の株式分割を実施するブイキューブ <3681> やディア・ライフ <3245> も買われている。14年12月期の期末配当が増配見通しキヤノン <7751> も買い優勢。  半面、ポーランドの工場で火災事故が発生したフジシールインターナショナル <7864> や、外資系証券の投資判断引き下げが嫌気された東洋水産 <2875> などは下落。第1四半期は減収減益となったサムコ <6387> や、15年10月期を経常益6割減予想としたオハラ <5218> も売られている。(編集担当:松浦直角)
12日の日経平均株価は前日比40円79銭高の1万7298円19銭で寄り付いた。
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2014-12-12 09:00