市場シェアをめぐり競争激化か 中国スマホメーカー各社が「新商品」を相次いで発表=中国メディア

中国のスマートフォン市場において、熾烈(しれつ)なシェア争いが繰り広げられていることについて、中国メディアの長江商報は11日、中国スマホメーカー各社が相次いで新商品を発表したことを紹介、「激しいランキング争いの幕が切って落とされた」と紹介した。
記事は、レノボや小米(シャオミ)といった中国スマホメーカー各社が「競争力のある」新商品を相次いで発表したと伝え、「アップルやサムスンのスマホが抱える“曲がりやすい本体”、“連続使用時間の短さ”といった“弱み”を狙い撃ちにした商品ばかり」と伝えた。
さらに、中国スマホメーカーの1社である「vivo」が10日に世界でもっとも薄いスマホと謳う「X5 Max」を発表したことを紹介したうえで、同社の関係者が「X5 Maxは5.5インチのディスプレイを搭載しているが、本体が簡単に曲がるようなことはない」と述べ、アップルのiPhone 6を揶揄したことを紹介した。
また記事は、中国スマホメーカー各社が発表したスマホはいずれも2-3000元(約3万8600円-5万8000円)ほどと他社に比べて低価格であることを伝え、アップルやサムスンの出荷台数に迫ろうとしていると論じた。また、携帯電話市場のアナリストの発言として、「中国スマホメーカーは2015年に世界中でシェア獲得を狙っている」としたうえで、各社の争いはすでに始まっていると伝えた。
続けて、中国スマホメーカーが世界で躍進するうえではイノベーションと市場細分化によるターゲティングが重要だとしたほか、「市場のフォロワーからリーダーへと成長してこそ市場をひっくり返す商品を生み出せる」と期待を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国のスマートフォン市場において、熾烈(しれつ)なシェア争いが繰り広げられていることについて、中国メディアの長江商報は11日、中国スマホメーカー各社が相次いで新商品を発表したことを紹介、「激しいランキング争いの幕が切って落とされた」と紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-12 10:00