中国の自動車市場 「苦戦」強いられる日系車=中国メディア

中国メディアの中国新聞社は12日、中国の自動車市場における11月の販売台数として、「トヨタ自動車を除き、日産やホンダ、マツダの販売台数は前年同月比で減少した」と伝えた。
記事は、11月における日産とホンダの中国での販売台数がそれぞれ前年同月比11.8%減、同12.1%減になったことを紹介、唯一プラス成長になったトヨタも伸びは同2.6%にとどまったと紹介した。さらに日系メーカーについて14年の中国市場での販売台数は計400万台と予想されていたが、現時点でその8割程度しか達成できていないと論じた。
続けて、14年1-11月の期間中、トヨタの中国での販売台数が90万7400台で前年同期比12.2%増になったことを紹介、「12月に9万台以上を販売しなければ100万台突破は難しくなった」と伝えた。
さらに、日産の販売台数はすでに5カ月連続でマイナス成長だとし、その理由として新型グローバルセダンの「サニー」とハッチバック型乗用車「ティーダ」の販売が低迷していることを挙げた。また、日産の1-11月の販売台数が110万台にとどまり、通年の目標である127万台に到達するには12月だけで16万台を売る必要があると紹介した。
記事は、日系メーカーの販売台数が伸び悩んでいることについて、「新しい技術が搭載されておらず、欧米メーカーなどに比べて相対的に競争力が欠けること」、「これまで小型車に見向きもしなかった欧米メーカーが地方都市で小型車の販売に力を入れていること」を挙げ、日系メーカーが苦戦するのも「必然的な状況」に追い込まれていると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国新聞社は12日、中国自動車市場における11月の販売台数として、「トヨタ自動車を除き、日産やホンダ、マツダの販売台数は前年同月比で減少した」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-12 14:00