任天堂は大幅安、3期連続の営業赤字予想に

 任天堂 <7974> は売り気配で始まり、午前9時24分に2700円安(18.44%安)の1万1945円で寄り付いた。午前9時30分時点では全市場をあわせて値下がり率トップ。業績予想の下方修正で3期連続の営業赤字を見込んだことを嫌気した売りが殺到した。  17日引け後に14年3月期業績予想の下方修正を発表。売上高を9200億円から5900億円(前期比7.1%減)、営業損益を1000億円の黒字から350億円の赤字(前期は364億1000万円の赤字)、最終損益を550億円の黒字から250億円の赤字(同70億9900万円の黒字)に見直した。最終赤字は12年3月期以来。期末一括配当は260円から前期と同額の100円に引き下げた。  年末商戦における据置型ゲーム機「Wii U」などの販売が想定した水準にとどかず、利益率の高いソフトウェアの売上が予想を下回った。今期の販売目標も、「Wii U」で900万台から280万台、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」で1800万台から1350万台に引き下げている。第4四半期の前提為替レートは1ドル=100円、1ユーロ=140円(従来予想は1ドル=90円、1ユーロ=120円)とした。  なお、20日の株式市場では、ミツミ電機 <6767> 、ホシデン <6804> 、メガチップス <6875> など任天堂関連銘柄にも売りが先行した。(編集担当:宮川子平)
任天堂は売り気配スタート。業績予想の下方修正が嫌気された。
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2014-01-20 09:15