韓国で成長し続ける「ユニクロ」 「寄付金は出し渋り」と業界関係者=韓国メディア

ファーストリテイリングのファッションブランド「ユニクロ」の韓国国内における今期(2013年9月-2014年8月)の売上高が前期比29%増の8954億3500万ウォン(約961億円)、営業利益が同40%増の1077億100万ウォン(約115億円)に達したことを複数の韓国メディアが11日に報じた。
記事は、韓国政府の金融監督院の電子公示システムのデータとして、8月の決算法人である韓国法人FRLコリア(韓国ユニクロ)の当期純利益は812億9500万韓国ウォン(約87億円)で、前期に比べて約2倍になったと報じた。続けて、ユニクロは韓国国内で「破竹の勢い」であるとし、来期の売上高は1兆ウォン(約1100億円)規模になる可能性もあると報じた。
一方、韓国国内ではユニクロの寄付金に対して韓国メディアの「ニュース1」は、「ユニクロが拠出した寄付金は微々たるもの」とし、12年の寄付金は5億3400万ウォン(約5700万円)と売上高に対する0.077%に過ぎない水準と不満を示した。また、ユニクロは今期、監査報告書から寄付金記載項目を完全に削除したと伝えた。
ニュース1は業界関係者の発言として「ほかの外資系企業と同様、ユニクロも韓国国内で莫大な利益をあげながら社会貢献などの寄付には“出し渋り”の姿勢を見せている」と批判。
さらに、「収益は高配当政策を通じて日本の本社に送っている」との主張に対し、ユニクロの関係者が「寄付金は監査報告書の義務記載事項ではないため、本年度より寄付金総額を明らかにしないことにした」と述べたことを紹介。また同関係者が「金銭以外の物品による寄付や従業員によるボランティア活動を通じて、さまざまな形で社会貢献活動を行っている」と主張したことを伝えた。(編集担当:李樹香)(イメージ写真提供:123RF)
ファーストリテイリングのファッションブランド「ユニクロ」の韓国国内における今期(2013年9月-2014年8月)の売上高が前期比29%増の8954億3500万ウォン(約961億円)、営業利益が同40%増の1077億100万ウォン(約115億円)に達したことを複数の韓国メディアが11日に報じた。(イメージ写真提供:123RF)
korea,economic,japan
2014-12-12 14:15