カイオムが一時急伸、「抗Sema3A抗体」を用いた研究成果の発表で

 カイオム・バイオサイエンス <4583> が一時急伸。12日午後1時40分、開発中の「抗Semaphorin 3A抗体」(以下Sema3A)を用いた研究成果を発表すると、直後に187円高(13.26%高)の1597円まで上昇。その後は利益確定売りが出たことで1400円台半ばまで戻した。  同社は、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の患者末梢血単核球を採取し、Sema3Aと培養すると、免疫機能を制御する活性を持つ制御性T細胞(以下Treg.)の比率が増加することが報告された。また、同社のADLibシステムで作製した抗Sema3A抗体が、Sema3AによるTreg.増加を抑制することもわかった。  今後、がん領域などTreg.制御が症状緩和につながるような疾患領域での臨床開発も視野に入れ、同社抗体による有効性検証実験を継続していく。(編集担当:松浦直角)
カイオム・バイオサイエンスが一時急伸。
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2014-12-12 14:30