コンビニ関連の電算システムは10月高値からの調整が最終局面、動くと大きい

  情報サービスの電算システム <3630> の株価は、昨年10月高値後のモミ合いからやや水準を切り下げたが過熱感が解消した。好業績を評価する流れに変化はなく反発のタイミングだろう。1月30日予定の決算発表が接近して期待感が高まる可能性もありそうだ。   情報サービス事業(システムソリューション、情報処理サービス、システムインテグレーション・商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスを開始した。13年10月にはNTTドコモ <9437> と業務提携し、Googleの企業向けクラウドビジネスに関する戦略的パートナーとして連携を強化した。   前期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前々期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。情報サービス事業の採算改善、収納代行サービス事業の新規取引先獲得などが牽引し、新データセンター費用発生などを吸収する。今期(14年12月期)についても、情報サービス事業でのGoogle関連の好調、収納代行サービス事業での収納件数の増加などが牽引して好業績が期待される。なお1月30日に前期の決算発表を予定している。   株価の動き(13年7月1日付で株式2分割)を見ると、昨年10月に高値1540円まで急伸した後は上げ一服となってモミ合う展開が続いている。足元では1300円台まで水準を切り下げてやや調整局面となった。ただし大きく下押す動きは見られず調整幅は限定的のようだ。好業績を評価する流れに変化はないだろう。   1月17日の終値1364円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想連結EPS63円30銭で算出)は21~22倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間20円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前々期実績に株式分割を考慮した連結BPS681円64銭で算出)は2.0倍近辺である。週足チャート見ると13週移動平均線を一旦割り込んだが、26週移動平均線が接近してサポートラインとなりそうだ。過熱感が解消して反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
情報サービスの電算システム<3630>(東1)の株価は、昨年10月高値後のモミ合いからやや水準を切り下げたが過熱感が解消した。
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2014-01-20 09:30