スローライフ人気に乗るログハウスのアールシーコアが上放れ、低PERや高配当利回り

  ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア <7837> (JQS)の株価は、昨年10月以降のモミ合い展開から上放れの動きを強めてきた。低PERや高配当利回りにも見直し余地があり、出直りの動きが本格化して昨年5月の高値を試す流れだろう。   ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門と販社部門、および連結子会社のBP社)、およびカントリーログハウスなどキット部材の製造販売(北米部門)を展開し、東京・代官山の「BESSスクエア」と神奈川県の「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略としてBESSブランドの深耕と展示場50拠点展開を目指している。   今期(14年3月期)の連結業績見通しは、契約棟数が前期比17.3%増の1200棟、契約高が同17.9%増の123億円、売上高が同24.1%増の127億円、営業利益が同29.3%増の8億90百万円、経常利益が同31.5%増の8億90百万円、純利益が同33.8%増の5億30百万円としている。第2四半期累計(4月~9月)は全国BESS展示場への新規来場者数が同16.6%増加の1万4326件、契約高が同37.5%増の63億68百万円と好調に推移した。通期ベースでも好業績が期待される。   自然派志向の高まりなども追い風として、全国BESS展示場への新規来場者数は増加基調である。さらに全国的な宣伝効果、ブランド知名度深耕効果、新規拠点開設効果、新モデル投入効果、高付加価値化効果などで中期的にも収益拡大が期待される。   株価の動きを見ると、昨年10月以降は概ね1150円~1250円近辺のレンジでモミ合う展開だったが、12月下旬のレンジ下限から反発して年初にレンジ上限まで戻した後、足元ではレンジ上限を突破してモミ合いから上放れの動きを強めている。1月17日には1280円まで上伸した。証券優遇税制廃止に伴う需給不安が後退したうえに、4月の消費増税後の反動に対する警戒感も後退した可能性があるだろう。   1月17日の終値1280円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS128円30銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS848円80銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。好業績、低PER、高配当利回りに見直し余地があり、出直りの動きが本格化して昨年5月の高値1470円を試す流れだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア<7837>(JQS)の株価は、昨年10月以降のモミ合い展開から上放れの動きを強めてきた。
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2014-01-20 09:30