日経平均は260円安で寄り付く、米株安や円高進行が重しに

 15日の日経平均株価は前週末比260円09銭安の1万7111円49銭で寄り付いたあとも下値を探り、下げ幅を300円超に拡大する場面もみられた。米国株が急落し、朝方のドル・円が118円前後と前週末よりも円高が進んだことで主力株を中心に売りが先行している。前日の衆院選では与党が議席の3分の2を確保したが、ある程度は織り込み済みとの見方もあり、反応は限定的だった。  個別では、14年12月期業績予想を下方修正したエナリス <6079> や14年10月中間期の損益予想を下方修正したサンオータス <7623> が売り気配となった。15年2月期業績予想を下方修正したサッポロドラッグストアー <2786> は下落している。14年10月中間期で営業減益のフリービット <3843> も売りが先行した。  半面、15年7月期第1四半期で営業益4.4倍のエイチーム <3662> や15年1月期業績予想を上方修正した石井表記 <6336> が買い気配スタート。14年12月期業績予想を上方修正したC&Gシステムズ <6633> 、14年12月期利益予想および配当予想を上方修正したサイバーリンクス <3683> なども買いを集めている。(編集担当:宮川子平)
15日の日経平均株価は前週末比260円09銭安の1万7111円49銭で寄り付いたあとも下値を探り、下げ幅を300円超に拡大する場面もみられた。
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2014-12-15 09:15