日経平均は272円安、円の下げ一服で安値停滞
15日の日経平均株価は前週末比272円18銭安の1万7099円40銭と急反落し、終値で1万7100円割れ。11月17日以来の安値を付けた。
米国株安や円の上昇を受けて売りが先行し、日経平均は朝方に下げ幅を330円超に拡大。ドル・円が一時119円台まで持ち直したこともあって売り一巡後は下げ渋り、日経平均は下げ幅を110円程度まで縮小したものの、円の下げが一服したため日経平均も後場は安値圏で停滞した。
個別では、円の下値が限られるなか、トヨタ自動車 <7203> 、マツダ <7261> などの戻りは鈍かった。前週に人気化したゲーム関連銘柄ではマーベラス <7844> 、オルトプラス <3672> などが利益確定売りに押された。15年2月期業績予想を下方修正したサッポロドラッグストアー <2786> も軟調。15年4月期利益予想を下方修正したサンオータス <7623> はストップ安を演じ、14年10月中間期で営業減益だったフリービット <3843> なども安い。
半面、15年10月期で営業益2ケタ増予想のイハラケミカル工業 <4989> は年初来高値を更新。15年7月期第1四半期で大幅増益のエイチーム <3662> も物色された。株式分割や15年3月期業績予想の上方修正を発表した立花エレテック <8159> も堅調。米系証券による投資判断の引き上げが観測されたアルバック <6728> も高い。(編集担当:宮川子平)
15日の日経平均株価は前週末比272円18銭安の1万7099円40銭と急反落し、終値で1万7100円割れ。11月17日以来の安値を付けた。
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2014-12-15 15:00