中国人による航空機内のトラブル  「海外旅行は文明的に!」=中国メディア

 中国メディアの揚子晩報は15日、近年の中国人による航空機内でのトラブルについて、「中国人はなぜこれほどわがままな振る舞いを見せるのか」と論じる記事を掲載した。  記事は、2012年にスイス航空機内で中国人同士が座席の背もたれをめぐって殴り合いの喧嘩を演じたことを伝え、同機が最終的に出発した空港へ引き返すトラブルが起きたことを紹介。  さらに、14年4月にはタイ航空のバンコク発北京行きの便で、3人の中国人乗客が「ものを食べるときの音」をめぐって言い争いになったと伝え、一方が機内食用のフォークで相手を襲撃するトラブルが起きたと伝えた。  また、タイ・エアアジアのバンコク発南京行きの飛行中の機内で先日、中国人乗客がインスタントラーメンに入れていた熱湯を客室乗務員に向かってかけ、同機がバンコクに引き返すトラブルが発生したことを伝えたうえで、「中国人客はなぜ機内でこれほどわがままな振る舞いを見せるのだろうか」と疑問を呈した。  続けて、一部の中国人の民度が中国の発展に追い付いていないと指摘し、「海外においては、自らの行動が5000年の歴史を持つ文明国を代表することを認識できている中国人は少ない」と指摘した。  さらに記事は、一部の中国人は「公共」を尊重する概念がないとし、中国人乗客がインスタントラーメンに入れていた熱湯を客室乗務員に向かってかけ、さらに「同機を爆発させる」などと騒いだことで同機の到着は大幅な遅延が発生したとし、「ほかの乗客の損失は誰が負担するというのか」と論じた。また、年末年始や春節など海外へ出かける人が増える時期がまもなく到来することを挙げたうえで、「今回のトラブルを契機に中国人が自らの民度を高め、“文明的な海外旅行”をすることを望む」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの揚子晩報は15日、近年の中国人による航空機内でのトラブルについて、「中国人はなぜこれほどわがままな振る舞いを見せるのか」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-15 17:45