韓国が「誇り」とする分野・・・自動車やITなどで「輸出競争力」低下=韓国華字メディア

韓国華字メディアの亜洲経済は12日、韓国の製造業が競争力不足によって苦境に喘いでいるとし、専門家の予測を引用したうえで、「世界経済の先行きが依然として不透明であるうえ、日中両国の競争激化が2015年の韓国製造業の輸出にとっての障害になる可能性がある」と論じた。
記事は韓国の友利金融経営研究所が12日に発表したデータとして、2014年1-10月における韓国製造業のうち、競争力が前年同期比で上昇した業種は造船と一般機械にとどまったと指摘。さらに韓国の「誇り」だった自動車やITをはじめ、繊維や精密機器、製紙の5つの分野では輸出競争力が低下したと紹介した。
続けて、輸出入の差と貿易規模を基に計算され、輸出競争力を示す指標である「貿易特化係数」において、韓国の自動車および部品の係数は13年の74.8から69.7に低下したと紹介。さらに繊維は6.7から1.3に、製紙は33.2から29.3に、ITは30.4から29.9に低下したとし、それだけ輸出競争力も低下したと伝えた。
記事は、IT分野の輸出競争力の低下について「家電分野の業績不振のほか、スマホ分野の競争が激化したため」と論じたほか、自動車分野においては円安によって輸出競争力が低下したと伝えた。
また、韓国政府・韓国開発研究院の報告書を引用し、韓国の15年の経済成長率は3.8%から3.5%に低下する見込みだとし、「中国の経済構造の変化に伴い、韓国も輸出における変化に対応するよう努力が求められる」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済は12日、韓国の製造業が競争力不足によって苦境に喘いでいるとし、専門家の予測を引用したうえで、「世界経済の先行きが依然として不透明であるうえ、日中両国の競争激化が2015年の韓国製造業の輸出にとっての障害になる可能性がある」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-16 09:15