神戸物産が年初来高値、自己株式取得や株式分割などを好感

 神戸物産 <3038> が4営業日続伸し、9日の年初来高値を更新した。午前9時10分に990円高(13.01%高)の8600円高まで上昇。15日引け後、自己株式の取得・消却や株式分割などを発表したことが材料視された。  自己株式の取得は、取得株式総数(上限)が発行済株式総数の6.82%に相当する60万株(分割前)。取得価額総額(上限)は30億円となる。取得期間は14年12月16日-15年1月23日とした。このうち、発行済み株式数の2.84%にあたる25万株(同)を消却する。消却日は15年2月2日。  また、1月31日を基準日として普通株式1株を2株に分割する。  同時に発表した14年10月期業績は、売上高2140億2800万円(前期比19.2%増)、営業利益51億7800万円(同2.6倍)と増収増益を確保。業務スーパー事業やクックイノベンチャー事業の売上高増加が寄与した。  15年10月期業績については、売上高2230億円(前期比4.2%増)、営業利益61億円(同17.8%増)を予想している。配当は期末一括50円を計画。分割前基準では100円に相当するため、実質20円の増配となる。(編集担当:松浦直角)
神戸物産が4営業日続伸し、9日の年初来高値を更新した。
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2014-12-16 09:00