サムスンに降りかかった災難 「新興スマホメーカー」の猛追も=米メディア

中国メディアの騰訊科技は13日、米メディアのBusiness Insaider(ビジネスインサイダー)の報道として、サムスンにとって2014年は「利益が減少し続けたため良い年ではなかった」との見方を示しつつ、サムスンは15年にさらに大きな課題に直面する可能性があると論じた。
記事は、サムスンのスマホのうち、フラッグシップモデルである「GALAXY」シリーズの売り上げが以前のように好調ではないとし、特に「GALAXY S5の販売台数はサムスンの想定以下にとどまっている」と論じた。
続けて、サムスンに降りかかった災難の多くは、中国の小米(シャオミ)科技などの電子機器メーカーの台頭にあるとし、「新興のアンドロイドスマホメーカーは高い品質と安価さ」でサムスンを猛追していると指摘。特にシャオミは中国の消費者に広く歓迎される存在であるとしたうえで、「シャオミは世界3位のスマホメーカーになると同時に、中国市場でもっとも多くのスマホを販売する企業になった」と紹介した。
また記事は、サムスンが15年に抱える最大の課題は「GALAXY」と廉価なアンドロイドスマホとの差を明確にする方法を見つけることだと指摘したうえで、「ライバルである“iPhone”は差別化によってユーザーに独特の体験をもたらし、それが好調な販売につながっている」と論じた。
さらに、アンドロイドスマホに関するアナリストがこのほど、サムスンのオランダ法人のウェブサイトから新しいスマホの写真などに関する情報を得たと伝え、一部のアナリストが同写真は「GALAXY S6」ではないかと推測していることを紹介。同写真が本当に「GALAXY S6」かどうかは不明としながらも、「これまでのサムスンのスマホと大きく変わっているようには見えない」とし、新商品も変化に乏しいままでは15年もサムスンにとって厳しい年になるのではないかと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Francis Dean/123RF.COM)
中国メディアの騰訊科技は13日、米メディアのビジネスインサイダーの報道として、サムスンにとって2014年は「利益が減少し続けたため良い年ではなかった」との見方を示しつつ、サムスンは15年にさらに大きな課題に直面する可能性があると論じた。(イメージ写真提供:(C) Francis Dean/123RF.COM)
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2014-12-16 09:15