日揮と千代化建が年初来安値、原油安でプラント事業への悪影響を懸念

 プラント建設の日揮 <1963> と千代田化工建設 <6366> が続落。そろって年初来安値を更新した。前場の安値は、日揮が96.5円安(4.00%安)の2315円、千代化建が43円安(4.44%安)の926円。原油先物が一時1バレル55ドル台まで下落したことで、プラント関連企業の受注や建設工程に悪影響が及ぶとの見方が意識された。  5日には、ゴールドマン・サックス証券が原油安に関連して両社の目標株価を引き下げている。同証券は、マレーシア国営ペトロナスが原油安を背景にカナダのLNG事業におけるFID(投資計画の最終決定)を先送りしたことに着目し、関連するEPC(設計・調達・建設)受注の可能性がある日揮や千代田化工建設には逆風だとした。(編集担当:松浦直角)
プラント建設の日揮と千代田化工建設が続落。
japan,company
2014-12-16 11:30