韓国の「人口構造問題」 解決策は「移民受け入れ」の促進か=韓国華字メディア

韓国メディア・亜洲経済の中国語版は14日、韓国で出生率が大幅に落ち込んでいることについて、「急速に少子高齢化が進んでいる」としたうえで、生産年齢人口の減少が最大の問題となっていると伝えた。さらに専門家の意見を引用し、「移民を積極的に受け入れることが問題の解決法」と報じた。
記事は、韓国経済研究院が14日に発表した報告書を引用し、韓国の人口構造を現在のままであると仮定した場合、2050年末までに韓国の潜在成長率は1%以下に落ち込むと指摘。さらに、2026年には労働投入量(労働者数と労働時間の積で定義される)の経済成長に対する貢献率はマイナスに落ち込むとしたうえで、「生産年齢人口の減少は経済発展にマイナスの影響をもたらす」と論じた。
続けて、韓国が潜在成長率を1%引き上げるためには2015年に166万500人の移民を受け入れる必要があるとしたほか、2030年には926万7500人の移民受け入れが必要と指摘。
さらに記事は、時間の経過とともに必要とされる移民数も増加していくと論じたほか、関係者の言葉として「生産年齢人口の減少がもたらすマイナスの影響を軽減するために移民受け入れの拡大が急務」と論じた。
続けて、韓国政府は現在、高度人材の受け入れに力を入れているとしながらも、「外国人労働者の韓国定住こそ急務」と指摘。さらに外国人労働者の多元化を図るための政策も必要だとし、「将来の人口構造や産業構造、国際環境の変化に対応するためには、移民を受け入れていくために中長期的な計画が必要」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は14日、韓国で出生率が大幅に落ち込んでいることについて、「急速に高齢化が進んでいる」としたうえで、生産年齢人口の減少が最大の問題となっていると伝えた。さらに専門家の意見を引用し、「移民を積極的に受け入れることが問題の解決法」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-16 17:00