中国スマホ「小米」  インド以外でも「販売差し止め」の可能性=中国メディア

 中国メディアの騰訊科技は15日、中国のスマホメーカーである小米科技(シャオミ)のスマートフォンがインド市場で特許問題を巡って販売差し止めになったことを紹介し、「シンガポールやマレーシア、フィリピン、インドネシアなどでも同様に販売差し止め措置が取られる可能性がある」と伝えた。  記事は、シャオミがインドでスマホ販売を差し止められた理由として、「スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソンのインドにおける特許を侵害したため」と伝え、エリクソン側に対する取材の回答として、「シャオミがエリクソンの特許を侵害しているのであれば、それがどの国であろうと訴訟を起こすことができる」と伝えた。  続けて、エリクソンがインド以外の国でシャオミの特許侵害を訴えるかどうかについて、エリクソン側が「訴訟の計画については、まだ情報を公開できない」と回答したと紹介した。  一方、アナリストの指摘として、「エリクソンがインドで訴訟を起こした背景には、インド市場がシャオミにとって販売がもっとも好調な市場であり、東南アジア諸国に向けての“事例”になるため」と伝えた。さらに、エリクソンとシャオミの交渉の進展度合いはシャオミの海外展開に直接的な影響をもたらすと論じた。  また記事は、シャオミはなぜ特許侵害または取得数が少ないままで海外展開に踏み切ったのだろうかと疑問を呈したうえで、アナリストの話として「中国は携帯電話の知的財産権に対する保護意識が他国より希薄であったため、新規参入のメーカーも特許トラブルに発展するリスクが小さかった」と指摘。さらにシャオミは中国同様に知的財産権の保護意識の薄い東南アジアを進出先に選んだと指摘したが、エリクソン側から訴訟を起こされたとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの騰訊科技は15日、中国のスマホメーカーである小米科技(シャオミ)のスマートフォンがインド市場で特許問題を巡って販売差し止めになったことを紹介し、「シンガポールやマレーシア、フィリピン、インドネシアなどでも同様に販売差し止め措置が取られる可能性がある」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-17 09:00