JTが続急落、ルーブル安でロシア事業の収益悪化を警戒

 JT <2914> はルーブル安に伴うロシア事業の収益悪化が警戒されて6日続落。午前9時9分に247円安(7.36%安)の3107.5円を付けた。いったん下げ渋ったものの戻りは限定的で、午前10時45分現在、日経平均採用銘柄のなかでは値下がり率トップ。  ゴールドマン・サックス証券の17日付リポートによると、JTの全社営業利益の20-25%を占めるロシア事業は葉タバコをドルで輸入して現地通貨で販売しているため、ルーブル安はマージン悪化が見込まれる。1%のルーブル変動は30億円弱の利益押し下げ要因になるという。同証券は「ルーブルの早期反転を期待しづらく、当面は慎重姿勢が妥当」とし、投資判断を「買い」から「中立」、目標株価を3950円から3500円に引き下げた。(編集担当:宮川子平)
JTはルーブル安に伴うロシア事業の収益悪化が警戒されて6日続落。
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2014-12-17 10:45