日経平均は64円高と3日ぶり反発、プラス転換もFOMC前で上値限定的
17日の日経平均株価は前日比64円41銭高の1万6819円73銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。
米国株安や円の上昇を背景にした売りが一巡したあとは石油関連株を中心に買いが優勢となり、日経平均は上げ幅を130円超に拡大する場面があった。ただ、今晩のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて様子見ムードも強く、ドル・円の戻りが一服したことも重しになって伸び悩んだ。
個別では、NY原油先物価格が小反発したことで、国際石油開発帝石 <1605> 、JXホールディングス <5020> など石油関連株の一角が買われた。R&D説明会が材料視された中外製薬 <4519> が高く、再値上げを表明した関西電力 <9503> も引き締まった。羽田発着枠維持と報じられたスカイマーク <9204> も堅調。
マクロミルとの合弁会社設立を発表したケアネット <2150> や、「8K」対応のリアルタイムソフトウエアデコーダを開発したと伝わったテクノマセマティカル <3787> などはストップ高を演じた。
半面、JT <2914> はルーブル安によるロシア事業の収益悪化が警戒されて急落し、日経平均採用銘柄のなかで値下がり率トップ。15年2月期第3四半期で営業減益の西松屋チェーン <7545> や、15年3月期業績予想を下方修正したセゾン情報システムズ <9640> なども売りが先行した。(編集担当:宮川子平)
17日の日経平均株価は前日比64円41銭高の1万6819円73銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。
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2014-12-17 15:00