石塚硝子、中国系PEファンドCITICから鳴海製陶を買収
石塚硝子 <5204> は17日引け後、鳴海製陶の買収を発表した。15年1月9日付で中国系PE(プライベート・エクイティ)ファンドのシティック・ジャパン・パートナーズ(CITIC)などから計506万8000株を取得し、完全子会社化する。概算取得価額は43億5500万円。
鳴海製陶は高級磁器「ボーンチャイナ」の量産化に国内で始めて成功したことで知られる洋食器メーカー。2006年に、CITICの支援のもと経営陣によるMBO(マネジメント・バイアウト)で住友金属工業の傘下から離脱している。
今回の買収は、石塚硝子の食器ブランド「アデリアグラス」と鳴海製陶の「NARUMI」ブランドの融合による販売力強化などが狙い。両社の販売ルートを相互に活用することで、重要度が増す海外事業の拡大を促進できると考えている。そのほか、保有する技術・知見や物流ネットワークの共有なども可能だとした。
17日終値は1円安(0.64%安)の155円。(編集担当:松浦直角)
石塚硝子は17日引け後、鳴海製陶の買収を発表した。
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2014-12-17 16:15