日経平均は323円高スタート、米国市場の反発など外部環境が改善

 18日の日経平均株価は前日比323円22銭高の1万7142円95銭で寄り付いた。前日のNYダウがFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文を受けて大幅反発したことや、下落のきつかったロシアルーブルがいったん下げ止まっている安心感から、日経平均はきのうに続き買い優勢の展開。ドル・円が円安方向に急速に戻していることも支援材料となっている。買い一巡後どこまで上値を伸ばせるかが注目。  個別では、高級洋食器の鳴海製陶を中国系ファンドから買収する石塚硝子 <5204> や、固定資産譲渡で15年3月期の純利益予想を上方修正した八洲電機 <3153> などが買われている。15年3月期は2期連続の黒字予想とした東京電力 <9501> や、大阪市議会が株式売却を否決との報道があった関西電力 <9503> も上昇。iPhone向けアプリ配信を12月下旬に再開するブロッコリー <2706> も高い。  半面、製品の不具合で特別損失を計上するヤマシンフィルタ <6240> や、外資系証券に売り推奨とされたオンワードホールディングス <8016> などが下落。ブランド数を2割削減する経営戦略が明らかになった資生堂 <4911> も売られている。(編集担当:松浦直角)
18日の日経平均株価は前日比323円22銭高の1万7142円95銭で寄り付いた。
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2014-12-18 08:30