日経平均終値は390円高と続伸、悪材料払拭で全面高となるも後半伸び悩む

 18日の日経平均株価は、前日比390円32銭高の1万7210円05銭と続伸して取引を終えた。外部環境の好転を受けて全面高となるも、後半は伸び悩んだ。前日にNYダウが反発したことや、ドル・円が円安方向に戻したことを好感し、日経平均は前日比323円22銭高の1万7142円95銭で取引を開始。原油価格やロシアルーブルの落ち着きも意識され、一時約450円高まで上昇した。ただ、その後はやや伸び悩み、きょうの始値近辺で引けた。  個別株では、社内に「ロボティクスグループ」を発足したドリームインキュベータ <4310> や、観光局の訪日外国人数に関する発表を好感した日本空港ビルデング <9706> などが年初来高値を更新。原油やルーブルの下げ止まりを好感し、関連銘柄とされるJT <2914> や日揮 <1963> などの上昇も目立った。中国系PEファンドから鳴海製陶を買収する石塚硝子 <5204> はストップ高で引けた。  一方、中期経営計画の内容を悪材料視した売りが続いている資生堂 <4911> や、短期的な高値警戒感が意識されたTASAKI <7968> などが下落。外資系証券の投資格付けが嫌気されたオンワードホールディングス <8016> やITホールディングス <3626> も売られた。  業種別では33業種全てが上昇。なかでも、倉庫運輸関連、食料品、水産・農林などの上昇が目立った。一方、繊維製品、化学、卸売業などの上昇は限定的だった。(編集担当:松浦直角)
18日の日経平均株価は、前日比390円32銭高の1万7210円05銭と続伸して取引を終えた。
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2014-12-18 15:00