中国GDP13年は7.7%増、1人あたり総所得も大きな伸び

 中国国家統計局が20日に発表した2013年通年の国内総生産(GDP)伸び率は、物価変動を除く実質で前年比7.7%増となったほか、10月-12月も7.7%増となった。中国新聞社が報じた。  国家統計局によれば、国内総生産額は56兆8845億元(約982兆9357億円)に達し、13年通年での伸び率は7.7%増だった。四半期別では第1四半期が7.7%増、第2四半期が7.5%増、第3四半期が7.8%増、第4四半期が7.7%増となった。  産業別では、第一次産業は付加価値ベースで4.0%増の5兆6957億元(約98兆4188億円)、第二次産業は7.8%増の24兆9684億元(431兆4414億円)、第三次産業は8.3%増の26兆2204億元(約453兆0754億円)だった。また、13年通年の農産物生産量は同2.1%増の6億194万トン、肉類の生産は1.8%増の8373万トンだった。  国家統計局がGDPと同時に発表した13年の中国鉱工業生産は前年比9.7%増だった。四半期別では第1四半期が9.5%増、第2四半期が9.1%増、第3四半期が10.1%増、第4四半期が7.7%増となった。  また、固定資産投資も大きな伸びを示し、13年通年で前年比19.6%増の43兆6528億元(約754兆2985億円)となった。民間投資は23.1%増の27兆4794億元(約474兆8302億円)、公共投資は16.3%増の14兆4056億元(約248兆9215億円)だった。地区別では東部地域の投資は17.9%増、中部が22.8%増、西部が23.0%増だった。不動産の開発投資は19.8%増の8兆6013億元(約148兆6261億円)となり、住宅投資は19.4%増だった。  13年通年の社会消費品小売総額は前年比13.1%増の23兆4380億元(約404兆9969億円)と、消費も堅調さを保った。都市部における小売総額は12.9%増の20兆2462億元(約349兆8442億円)、農村部は14.6%増の3兆1918億元(約55兆1527億円)、自動車類の販売は10.4%増、家電は14.5%増だった。  1人あたり総所得について、都市部、農村部のいずれも大きな伸びを示した。都市部の1人あたり総所得は実質で7.0%増の2万9547元(約51万557円)、農村部の1人あたり総所得は実質9.3%増の8896元(約15万3718円)だった。一方、消費者物価指数の13年通年の上昇幅は2.6%だった。  さらに、13年通年の輸出入総額は前年比7.6%増の4兆1603億ドル、輸出は7.9%増の2兆2100億ドル、輸入は7.3%増の1兆9503億ドルで、2597億5000万ドルの貿易黒字だった。(編集担当:村山健二)
中国国家統計局が20日に発表した2013年通年の国内総生産(GDP)伸び率は、物価変動を除く実質で前年比7.7%増となったほか、10月-12月も7.7%増となった。中国新聞社が報じた。
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2014-01-20 14:00