日経平均終値は411円高と3日続伸、外部環境の好転や底堅さを背景に高値引け

 19日の日経平均株価は、前日比411円35銭高の1万7621円40銭と3営業日続伸。外部環境の好転を背景に、きのうに続き全面高の展開となった。NYダウが連日の大幅高とあって日経平均は前日比323円高で取引を開始。節目の1万7500円を支えに底堅さが意識されると、後場に入って上げ幅を拡大した。その後はいったん売り優勢となるも、引け間際に再度上値追いの展開となり、1万7600円を回復。高値引けとなった。  個別株では、外資系証券が投資判断を2段階引き上げたいすゞ自動車 <7202> や、飲食系情報メディアの提供開始が好感されたディー・エヌ・エー <2432> などが上昇。M&Aによる業容拡大が引き続き好感されている石塚硝子 <5204> や、アプライド・マテリアルズとの統合が15年上期にも完了する可能性が高いと伝わった東京エレクトロン <8035> も買われた。  一方、米子会社がサイバー攻撃や情報流出の問題に晒されているソニー <6758> や、国内ブランドの縮小などの中期経営計画が引き続き嫌気されている資生堂 <4911> などが下落。太陽光発電の買い取り価格に関する報道を嫌気したサニックス <4651> や、新アプリの配信が一時停止されると伝わったマーベラス <7844> も売られた。  業種別では水産・農林を除く全ての業種が上昇。なかでも、不動産、証券、輸送用機器などの上昇が目立った。(編集担当:松浦直角)
19日の日経平均株価は、前日比411円35銭高の1万7621円40銭と3営業日続伸。
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2014-12-19 15:00