小野薬品、米バイオ大手のギリアドと阻害薬に関するライセンス契約を締結

 小野薬品工業 <4528> は19日引け後、同社が創製・開発中の経口BTK(ブルトン型チロシンキナーゼ)阻害剤「ONO-4059」について、米バイオ医薬品大手ギリアド・サイエンシズとライセンス契約を締結したことを発表した。  日本、韓国、台湾、中国、アセアン諸国を除く全世界での開発・販売権を、同日付でギリアドに譲渡する。ライセンスの譲渡に伴い、小野薬品はギリアドから契約一時金を受け取るほか、今後は開発の進捗と売上高に応じてマイルストン(報酬)を得る。  ONO-4059は、BTKに対する選択的なキナーゼ阻害薬。現在、欧州でB細胞性悪性腫瘍である慢性リンパ性白血病と非ホジキンリンパ腫を対象とした第1相臨床試験を進めている。  19日終値は220円高(2.16%高)の10390円。(編集担当:松浦直角)
小野薬品工業は19日引け後、開発中のBTK阻害剤について、米バイオ大手ギリアドとライセンス契約を締結したと発表。
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2014-12-19 21:15