【今週の注目銘柄】インバウンド消費に脚光
ドンキホーテホールディングス <7532> では、下期に入ってから既存店の売上高は前年同月を上回って推移。全店ベースでは8月以降、2ケタ増収が続いた。コモディティ商品の需要拡大に加え、訪日外国人の需要拡大が力強さを増しているという。
観光局によると11月の訪日外国人客数は116万人と過去最高だった昨年の84万人を上回った。今年1月からの累計では1200万人を突破し、年間では1300万人を超える見通しだ。こうした背景から前週の株式市場では、インバウンド消費に関心が寄せられた。ドンキHDの株価も堅調に推移。19日に年初来高値を8460円に切り上げており、この流れには乗っておきたい。
海外からの観光客誘致は国策。各企業による訪日観光客の消費を取り込もうとする動きには今後も注目だ。ドンキHDでは20年に訪日外国人の売上高比率を現行の3%台から10%に引き上げる計画。国内の消費者に加えて外国人観光客の消費が加われば、業績の大きな拡大が期待される。(編集担当:宮川子平)
ドンキホーテホールディングスでは、下期に入ってから既存店の売上高は前年同月を上回って推移。
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2014-12-21 10:00