日経平均終値は92円安、任天堂と同社関連株が売られる

 20日の日経平均株価終値は92円78銭安の1万5641円68銭と3日続落。  前週末のNYダウが小幅反発となり、為替市場ではドルが対円でもみ合っていることから、日経平均の寄り付きは10円安の1万5724円と小動き。その後は前場に一時1万5500円台まで売られたものの、下げ圧力はそれほど強まらず、後場は1万5600円台での攻防に終始した。  個別では、業績予想を大幅下方修正、営業赤字が継続する任天堂 <7974> が急落。任天堂関連株のミツミ電機 <6767> やホシデン <6804> も大きく売られている。  一方、花粉症対策薬が国内での製造販売承認を得たと発表した鳥居薬品 <4551> がストップ高まで買われたほか、マーモセットによる医薬品開発試験を導入するイナリサーチ <2176> もストップ高。前期業績が従来予想から大幅に上積みとなった川崎地質 <4673> も一時ストップ高まで買われた。  ほかにも、株式分割を発表したKIMOTO <7908> 、東証1部指定が好感された塩水港精糖 <2112> 、太陽光発電への参入を発表した日本タングステン <6998> などが大幅高となっている。  業種別では、精密機器、タイヤ、不動産、紙・パルプ株などが売られたものの、海運、鉄鉱、水産、食料品株などは堅調だった。(編集担当:片岡利文)
20日の日経平均株価終値は92円78銭安の1万5641円68銭と3日続落。
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2014-01-20 14:30