日経平均は5円高スタート、融資枠拡大報道の東電が強い

  16日の日経平均株価は、5円24銭高の1万5408円35銭で寄り付いた。   前週末のNYダウは15ドル高となり、FOMC(米連邦公開市場委員会)を控え様子見ムードが強まっている。為替市場ではドルが103円台前半とやや円高・ドル安に振れたが、依然として円安トレンドが継続しており、日経平均は小幅高でのスタートとなったものの、その後はすぐにマイナス圏に下げている。   個別では、政府による無利子の融資枠を10兆円近くに倍増と報じられた東京電力 <9501> が買い気配スタート、今10月期の純利益予想を30.4%増としたベルグアース <1383> も買い気配となっているほか、自動車部品企業の業績急回復が報じられたことでショーワ <7274> が急騰している。    半面、今4月期の最終損益予想を赤字に修正したメガネスーパー <3318> や、11月中間期の純利益が70%減となったアスクル <2678> が売り気配となっている。   また、前10月期純利益が57%増となったハイレックスコーポレーション <7279> は売り先行、英国損保会社を約1000億円で買収と報じられたNKSJホールディングス <8630> も弱含んでいる。 (編集担当:片岡利文)
 16日の日経平均株価は、5円24銭高の1万5408円35銭で寄り付いた。
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2013-12-16 09:15