輸入品を盲信する中国人 「国産品も成長した」=中国メディア

 中国メディアの中関村在線は20日、現代の中国では国産品よりも輸入品のほうが品質が高いという認識が一般的だとし、「衣食住のいずれの分野においても、輸入ブランドというだけで人に羨ましがられる」と伝える一方、家電の分野では国産ブランドも飛躍を遂げており、品質面でも海外ブランドに匹敵すると論じる記事を掲載した。  記事は、「前世紀の中国では輸入品を購入することは非愛国的行為とみなされることもあった」としながらも、わずか数十年で国産品に対する態度は大きく変化したと指摘。中国では国産品は粗悪品の代名詞になったとし、家電業界においても日本や韓国、欧米のブランドが中国人の間で人気となっていると紹介した。  続けて、なぜ中国人は自国のブランドを信用していないのだろうかと疑問を呈しつつ、中国人は「国外における品質基準は中国よりも厳格だと信じこみ、だからこそ海外製品は品質も高いと認識している」と紹介。  一方で、中国の家電メーカーも冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビなどの製品において近年は性能やデザイン面で飛躍的な進歩を遂げていると主張し、「中国国産ブランドの多くがもはや海外ブランドと遜色ないほどに成長した」と主張。品質面で商品を選択する場合、中国の大企業も今や信頼に値すると論じた。  さらに記事は、中国国産ブランドは輸入品に比べて価格も安いとし、「中国人は国産ブランドと輸入ブランドの品質を正確かつ理性的に見極める必要がある」と主張。輸入ブランドのほうが品質が高いと盲目的に信じこんではいけないと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中関村在線は20日、現代の中国では国産品よりも輸入品のほうが品質が高いという認識が一般的だとし、「衣食住のいずれの分野においても、輸入ブランドというだけで人に羨ましがられる」と伝える一方、家電の分野では国産ブランドも飛躍を遂げており、品質面でも海外ブランドに匹敵すると論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-22 10:00