小野薬品が続伸、米バイオ大手のギリアドとライセンス契約を締結
小野薬品工業 <4528> が3営業日続伸。寄り付きで510円高(4.91%高)の1万900円まで買われた。19日引け後、同社が創製・開発中の経口BTK(ブルトン型チロシンキナーゼ)阻害剤「ONO-4059」について、米バイオ医薬品大手ギリアド・サイエンシズとライセンス契約を締結したことを発表し、材料視されている。
日本、韓国、台湾、中国、アセアン諸国を除く全世界での開発・販売権を、同日付でギリアドに譲渡する。ライセンスの譲渡に伴い、小野薬品はギリアドから契約一時金を受け取るほか、今後は開発の進捗と売上高に応じてマイルストン(報酬)を得る。
ONO-4059は、BTKに対する選択的なキナーゼ阻害薬。現在、欧州でB細胞性悪性腫瘍である慢性リンパ性白血病と非ホジキンリンパ腫を対象とした第1相臨床試験を進めている。(編集担当:松浦直角)
小野薬品工業が3営業日続伸。
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2014-12-22 10:45