日経平均は13円高と4日続伸、業界再編の思惑で石油株が軒並み高
22日の日経平均株価は前週末比13円74銭高の1万7635円14銭と4日続伸して取引を終えた。休日に挟まれて動きにくさがあり、市場参加者も少なく売り買いともに積極的な動きはみられなかった。日経平均は寄り付き直後に上げ幅を70円程度まで拡大した。その後は上げ幅を縮小。午前10時すぎにはマイナス圏へ沈んだ。一方で下値も限られ、引けにかけてプラス圏へ再浮上した。
個別では、出光興産 <5019> が買収を検討していると報じられた昭和シェル石油 <5002> が急伸したほか、業界再編の思惑でコスモ石油 <5007> 、富士石油 <5017> など石油関連株が値上がり率上位に名を連ねた。アイシン精機 <7259> との経営統合が好感されたシロキ工業 <7243> は一時ストップ高。
15年12月期で営業益3倍と伝えられたザインエレクトロニクス <6769> がストップ高を付けたほか、亜鉛空気電池の円筒型二次電池を開発と伝わった日立造船 <7004> 、16年3月期で営業益5割増と報じられたレアジョブ <6096> なども一時ストップ高を演じた。国内証券の強気リポートが観測されたグローリー <6457> や自社株買いを発表したモリタホールディングス <6455> なども高い。
半面、欧州エアバスが訴訟準備を始めたことが懸念され、スカイマーク <9204> が大幅に下落した。14年12月期業績予想を下方修正したKNT-CTホールディングス <9726> も安い。(編集担当:宮川子平)
22日の日経平均株価は前週末比13円74銭高の1万7635円14銭と4日続伸して取引を終えた。
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2014-12-22 15:00