中国での資産運用  「不動産を買うくらいなら銀行に預けていた方がマシ」の声!?=中国メディア

 中国メディアの一財網は19日、中国政府・国家統計局がこのほど11月の70都市における不動産価格を発表したことを紹介、前年同月比で価格が下落した都市は68都市に達し、上昇した都市はわずか2都市にとどまったと伝えた。  記事は、2014年1月-11月にかけて中国国内の大多数の都市で不動産価格が対前年比で下落したことを伝え、中国国内の投資家からは「不動産を買うくらいなら銀行に金を預けていた方がマシ」との声があがっていると紹介した。  続けて中国の不動産の市場調査会社である中原地産の張大偉アナリストの発言として「前年同月比で価格が下落した都市が68都市に達したのは初めて」であり、少なくとも2015年第1四半期まで価格下落が続く見通しだと伝えた。  一方、不動産の購入制限や利下げといった一連の政策を受け、大都市を中心に不動産市場に回復の兆しも見られるとし、前月比ベースで価格が変わらなかった都市は11月は3都市になり、10月より2都市増えたと伝えた。  また記事は、中古不動産市場では北京や上海、広州といった大都市を中心に、前月比ベースで価格が上昇したと紹介。さらに不動産市場全体の市況としては「今なお低迷期にあるものの、全体的には悲観的な見方が後退しつつある」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの一財網は19日、中国政府・国家統計局がこのほど11月の70都市における不動産価格を発表したことを紹介、前年同月比で価格が下落した都市は68都市に達し、上昇した都市はわずか2都市にとどまったと伝えた。(写真は「CNSPHOTO」提供)
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2014-12-22 15:45