中国人による「土地取得」 済州島で急増=中国メディア

中国メディアの人民日報は20日、韓国メディアの中央日報の報道を引用し、中国人が韓国の済州(チェジュ)島に所有する土地の面積が4年で60倍に急増したことを伝え、その背景には「永住権の獲得が目的」だと紹介した。
記事は、2014年6月末時点で中国人が済州島に所有する土地面積は592万平方メートルに達したことを紹介、10年の所有面積が9万5700平方メートルだったことから、「4年間で60倍以上に増えた」と紹介した。
さらに、済州島の土地を所有する外国人のうち、中国人が所有する総面積は10年時点で国籍別で3位だったと紹介する一方、すでに米国人および日本人を抜いて1位になったと伝えた。また、外国人が所有する土地の総面積は済州島の0.74%にあたり、うち中国人の所有面積は済州島の面積のうち0.32%に達したと伝えた。
また記事は中国人の所有面積が増加するにつれ、面積全体に占める米国人および日本人が所有する土地の割合が急激に減少していると伝えた。
そのほか、中国メディア・参考消息の報道を引用し、済州島では近年、「中国人投資家がリゾート施設建設のために相次いで土地を取得し、さらに今や済州島の中心地区にまで手を伸ばし始めている」と中国資本による土地購入などについて警戒の声があがっていると紹介した。
また記事は、済州道知事が中国人による土地取得について不快感を示し、中央日報の取材に対し、「今後は中国資本による済州島・漢拏山の中腹の開発は絶対に許可しない」と述べたことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの人民日報は20日、韓国メディアの中央日報の報道を引用し、中国人が韓国の済州(チェジュ)島に所有する土地の面積が4年で60倍に急増したことを伝え、その背景には「永住権の獲得が目的」だと紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-22 16:45