中韓に「親しみを感じない」日本人 「理由は複数ある」と有識者=中国メディア

 中国メディアの環球網は22日、内閣府がこのほど発表した「外交に関する世論調査」の結果として、中国、韓国の両国に「親しみを感じない」と回答した日本人の割合が昭和53年の調査開始以来、最高になったと伝えた。  内閣府によれば、「外交に関する世論調査」は全国の市区町村に居住する満20歳以上の日本国籍を有する者3000人を対象に実施された。記事は、調査結果として、中国に「親しみを感じない」と回答した人の割合が前回調査より2.4%増の83.1%に達したことを紹介。  さらに、日中関係が「良好だと思わない」と回答した人が84.5%となり、「良好だと思う」との回答はわずか5.3%にとどまったと紹介した。さらに、日本との関係が良好だと思う国については「米国」、「インド」、「ロシア」が挙げられたと伝えた。  続けて記事は、中国の新華大学にある道紀忠華シンクタンクの首席研究員である庚欣氏の発言として「日本人の中国に対する感情が過去最悪になった理由は複数ある」とし、調査が行われた時期が領土をめぐって外交問題が起きていたタイミングであったこと、日本と中国の国力の逆転および差の拡大などを理由に挙げた。  また、日本人の中国に対する感情が悪化したもう1つの理由として「日本を訪れる中国人が増えていること」を挙げ、「日本人は多額の買い物をする中国人を歓迎する一方で、中国人の非文明的な行為に反感を抱いている」と指摘した。  さらに記事は、韓国に「親しみを感じない」と回答した人の割合が66.4%、「親しみを感じる」と回答した人の割合が31.5%だったことを伝え、同調査結果に対する日本のネット上の声として、「数字が操作されているのではないか?韓国と中国の割合は正反対であるべき」との意見を紹介。  さらに、同調査結果についての韓国ネット上では「韓国人は99.99%が日本に親しみを感じていないわ!」、「日本は他国への親しみがどうこう言う前に、まずは謝罪という行為を学べ」との声があがっていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は22日、内閣府がこのほど発表した「外交に関する世論調査」の結果として、中国、韓国の両国に「親しみを感じない」と回答した日本人の割合が昭和53年の調査開始以来、最高になったと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-22 17:00