ホンダの中国合弁会社 「生産能力拡大プロジェクト」が認可される=中国・湖北省当局

 中国政府・国家発展改革委員会(発改委)は22日、湖北省発展改革委員会が同省武漢市に本社を置く東風本田汽車の「生産能力拡大プロジェクト」を認可したと伝えた。東風本田汽車は日本の自動車メーカーであるホンダの中国合弁企業である。  湖北省発展改革委員会は19日、同社から提出された生産能力拡大プロジェクトについて認可したことを同委員会ホームページに掲載。審査において専門家グループが「国の自動車産業発展政策に合致し、企業の競争力と市場シェアを高めるうえで大きな役割を持っている」と評価、土地、環境保護、能力評価などといった事前手続きがすべて整っていたことから、同委員会が1日で認可手続きを完了させたと伝えた。  同委員会はまた、このプロジェクトが近年同省で進めている産業構造の調整・レベルアップにおける重大プロジェクトであると紹介した。  東風ホンダは2003年7月に設立。10年6月に年間24万台の生産能力を持つ第1工場完成した。続いて第2工場の建設プロジェクトが始動、12年7月には年間生産12万台の第1期建設プロジェクトが完成して稼働開始した。今回認可された第2期建設プロジェクトは15年3月に稼働予定で、完成すれば第2工場も年間24万台の生産能力となり、2工場の年間生産能力は48万台に拡大される。  なお、認可文書によると、プロジェクトの総投資額は約52億2495万人民元(約1007億6000万円)にのぼる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C) Thomas Becker/123RF.COM)
中国の国家発展改革委員会は22日、湖北省発展改革委員会が同省武漢市に本社を置く東風ホンダの生産能力拡大プロジェクトを認可したと伝えた。(イメージ写真提供:(C) Thomas Becker/123RF.COM)
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2014-12-24 11:00