日経平均終値は219円高と5日続伸、買い一巡後は小動きに終始
24日の日経平均株価は、前営業日比219円09銭高の1万7854円23銭と5営業日続伸。堅調な米国市場を好感するも、買い一巡後は小動きに終始した。NYダウが連日史上最高値を更新しているとあって日経平均は前日比206円高で取引を開始。昨晩にドル・円が急速に円安に振れていたことから、輸出関連株などの上昇が指数を押し上げた。ただ、クリスマス休暇で市場参加者は少なく、足元の買い疲れも意識された。
個別株では、台湾社に技術導出する契約を締結したメディネット <2370 > や、オムロン <6645> とのロボット事業を含む事業基本合意を発表したサイバーダイン <7779> などが買われた。米子会社が北朝鮮を題材とした映画を一部公開するソニー <6758> や、東京農工大との金属3Dプリンターの開発が伝わったMUTOHホールディングス <7999> も上昇。外資系証券のレポートを材料視した東京エレクトロン <8035> は年初来高値を更新した。
一方、扶桑薬が科研薬との準独占的販売権許諾契約を解消したスリー・ディー・マトリックス <7777> や、東証2部への指定替えが発表されたピクセラ <6731> などが年初来安値を更新。今期業績予想を下方修正したUMN <4585> や、洋食器メーカーの買収発表で連日上昇していた石塚硝子 <5204> も下落した。ニトリホールディングス <9843> は好決算も材料出尽くしや円安進行で売られた。
業種別では水産・農林、陸運、輸送用機器などが上昇した。一方、石油石炭製品、鉱業、不動産などは下落した。(編集担当:松浦直角)
24日の日経平均株価は、前営業日比219円09銭高の1万7854円23銭と5営業日続伸。
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2014-12-24 14:30