アンジェスM、日本臓器製薬との独占的開発販売契約を解消し開発戦略見直し
アンジェス MG <4563> は24日引け後、日本臓器製薬との間で締結していた「NF―kBデコイオリゴ」を用いた椎間板性腰痛症治療薬の国内における独占的開発販売契約を解消すると発表した。日本臓器製薬の開発方針の変更によるもので、「NF―kBデコイオリゴ」の安全性に関する懸念が理由ではないという。
これに伴い、アンジェスMは開発戦略を見直し、米国での開発を優先的に進める。椎間板性腰痛症の患者数が多く大きな市場規模が期待されるうえ、本薬の治療に必要な手技に精通した医師も多いことや、標準的な治療方針に椎間板変性を抑制する本薬が一致するとして、開発上のメリットが大きいと判断した。
アンジェスMではFDA(米食品医薬品局)から臨床試験開始許可を取得後、再来年(16年)に第1/2相臨床試験を開始する予定。カリフォルニア大学サンディエゴ校を治験実施施設として計画している。詳細については確定次第、公表する。
アンジェスMの24日終値は24円安の343円。(編集担当:宮川子平)
アンジェス MG(4563)は24日引け後、日本臓器製薬との間で締結していた「NF―kBデコイオリゴ」を用いた椎間板性腰痛症治療薬の国内における独占的開発販売契約を解消すると発表した。
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2014-12-24 21:15