旭化成、米グループ会社が米医療機器メーカーを買収

　旭化成 <3407> は２４日、米国グループ会社「ゾール・メディカル・コーポレーション」（ゾール）が、米国の医療機器メーカー「アドバンスト・サーキュレイトリー・システムズ」（アドバンスト）の買収について基本合意したと発表した。 　アドバンストは、薬剤を使用せずに体本来のメカニズムで血流を促す技術の開発に取り組み、心肺蘇生補助デバイスの胸腔内圧制御機器の製造・販売を行う。アドバンストの製品群がゾールの除細動器と併用されることで、心肺蘇生の確度を高め、危篤状態の患者の命を救い、通常の生活に戻すことをサポートするという。 　買収は１５年初めに完了し、アドバンストはゾールの中核事業である除細動器事業の一部門として事業を継続する。株式の取得価額については公表されていない。 　２４日終値は９円高（０．８３％高）の１０９９．５円。（編集担当：松浦直角）