日経平均は49円安スタート、足元の過熱感から利益確定が優勢

 25日の日経平均株価は前日比49円39銭安の1万7804円84銭で寄り付いた。きのうまでの5営業日続伸で約1100円上昇と過熱感もあるなか、利益確定売りが優勢の展開。受け渡しベースでは年内最終日となるため、利益調整の売りも出やすい。きょうは米国・欧州ともに休場となるため、商い閑散で個別材料を物色する展開が予想される。  個別では、新規製造機械の期ズレなどで15年2月期の業績予想を下方修正した瑞光 <6279> や、日本臓器製薬との独占的開発販売契約を解消して開発戦略を見直すアンジェス MG <4563> などが売り優勢の展開。14年12月期の業績予想を引き下げ、営業損益は赤字転落とした大塚家具 <8186> も安い。国内外証券が投資格付けを引き下げた関西電力 <9503> やテルモ <4543> も下落している。  半面、14年12月期業績および配当予想を上方修正したケアネット <2150> や、脳波を用いた次世代ヒューマンインターフェースを共同研究するテラプローブ <6627> が買い気配。早期退職募集で年148億円抑制と報道されたルネサスエレクトロニクス <6723> や、丸善とジュンク堂を統合する丸善CHIホールディングス <3159> も高い。(編集担当:松浦直角)
25日の日経平均株価は前日比49円39銭安の1万7804円84銭で寄り付いた。
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2014-12-25 09:15