日経平均終値は45円安と反落、商い少なく狭い値幅でこう着
25日の日経平均株価は、前日比45円48銭安の1万7808円75銭と6営業日ぶりに反落。今晩は米国・欧州ともに休場で様子見ムードが広がるなか、方向感のない動きに終始した。朝方は、直近5営業日で1100円近い上昇とあって利益確定売りが優勢。日経平均は前日比49円安で取引を開始した。年内の税金対策売りもあって下げ幅を広げる場面も見られたが、売り進む向きは限定的。後場は上下35円程度の値幅で推移するこう着ぶりとなった。
個別株では、更生法適用特例の廃止報道が伝わった日本航空(JAL) <9201> や、外資系証券が投資格付けを引き下げた関西電力 <9503> などが下落。証券各社の10-12月期業績に関するレポートが嫌気されたコニカミノルタ <4902> や、きのうに続き東証2部への指定替えがマイナス材料視されたピクセラ <6731> も安い。前日に政策期待で上昇していたJPホールディングス <2749> も売られた。
一方、15年3月期業績予想の上方修正と復配を発表した東洋合成工業 <4970> や、第三者割当増資で住友化学が筆頭株主になる田中化学研究所 <4080> はストップ高。フランス政府の大腸がん検査に測定装置が採用された栄研化学 <4549> や、国内3カ所でメタンハイドレードが確認され、思惑買いが入った日本海洋掘削 <1606> も買われた。
業種別では空運、電気・ガス、非鉄金属などが下落した。一方、食料品、サービス、化学などは上昇した。(編集担当:松浦直角)
25日の日経平均株価は、前日比45円48銭安の1万7808円75銭と6営業日ぶりに反落
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2014-12-25 15:00