中国の「ハイエンド・スマホ市場」  中国メーカーが「商機」と判断か=中国メディア

 中国メディアの265G安卓網は21日、中国スマホ市場において中国メーカーがハイエンド・スマートフォン市場へ進出し始めているとし、韓国のサムスンが中国市場で後退を迫られていると伝えた。  記事は、中国スマホ市場において中国の通信機器メーカーである華為技術(ファーウェイ)などが4000元(約7万8000円)台でハイエンドスマホを発売したことを紹介、競合機種は5399元(約10万5600円)で販売されているサムスンの「GALAXY NOTE4」だと指摘した。  続けて、「中国スマホメーカーはなぜハイエンド・スマホに進出したのだろうか」、「どのようなセグメントが購買層にあたるのだろうか」と疑問を呈したうえで、中国スマホメーカーがハイエンド・スマートフォン市場へ進出した1つ目の理由として「ハイエンドのビジネス向けスマホ市場は競争が少ないため」と論じた。  さらに、現在のビジネス向けスマホ市場においてはサムスンの「Galaxy Note 4」、米アップル社の「iPhone6 Plus」のほかに選択肢がない状況だとし、「4000元(約7万7500円)から5000元(約9万7800円)の価格帯のスマホ市場にはシェア奪取のチャンスが残されている」と論じた。  また記事は、サムスンが中国市場でシェアを大きく落としていることもハイエンド・スマートフォン市場に中国スマホメーカーが進出した理由の1つだとし、中国スマホメーカーは「サムスンが持つプレミアムなブランドは、もはや過去のものと判断した」などと論じた。  さらに、中国スマホメーカーの製品はデザインや品質面でも「サムスンに匹敵する」とし、ローエンド・スマートフォンですら高い品質を確保していると主張。中国スマホメーカーの製品がハード、ソフトの両面で成熟するにつれ、サムスンのサプライチェーン上の優位は失われつつあると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの265G安卓網は21日、中国スマホ市場において中国メーカーがハイエンド市場へ進出し始めているとし、サムスンが中国市場で後退を迫られていると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-12-25 19:45