アプリやサイトで子育て支援、育児不安の新米パパママを応援するサービスが広がる

 ソニーマーケティングが展開するスペシャルサイト「成長まるごとハンディカム」が、核家族化の進展や晩婚化によって、周りに気軽に子育ての相談できる人が減って育児に不安を覚える若いパパママに好評だ。サイトでは、生後日数に合わせた赤ちゃんのしぐさや行動のポイントを分かりやすく解説し、“生後1000日間(=約3年)で残しておくべき成長シーン”として紹介している。「残しておくべき成長シーン」を撮り続けることで、子どもの成長や発達の過程を振り返る記録にもなっている。このような子育て支援サービスは、博報堂DYメディアパートナーズが医療機関と連携して作ったスマートフォンアプリ「育児手帳」など、広がりのあるサービスになっている。写真は「成長まるごとハンディカム」サイトTOPページ。  「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、3歳までに備わった性格や性質などは、成長しても変わらずにのこるといわれ、生後から3年間のしつけや教育の重要性は古くから意識されてきたこと。ところが、核家族化などによって、周囲に身近な子育て経験者がいなくなり、子どもの成長の過程についての知識がないままに、様々な変化に戸惑い、悩みや不安を抱える親が増えていることは想像に難くない。  博報堂DYメディアパートナーズが開発した2014年11月にリリースしたアプリ「育児手帳」は、育児を支援するツールとして、毎週届く子どもの成長コラム「This Week’s Baby」、よくある悩みに関する「育児Q&A」、その時期に行って欲しいことやアドバイスを配信する「お子さまのためにしてほしいこと」などを提供。ソニーマーケティング、明治、ピジョンが協賛している。  ソニーマーケティングは、「育児手帳」のアプリ内で、子どもの成長の意味を理解しながらその経過を記録していく「子育てレコード」の機能を提供。「子育てレコード」では「デンバー式発達スクリーニング検査」を参考にした解説で、子どもの成長をより深く理解し、子どもとのコミュニケーションを促進する企画を盛り込んだ。  明治は、ベビーフードや幼児食などを通して、“食”や“栄養”といったこの時期に大切な情報を子どもの月齢に合わせて「役立つ学びコンテンツ」として提供。ピジョンは様々な育児用品の情報を提供している。  一方、ソニーマーケティングが展開する「成長まるごとハンディカム」は、「我が子の成長記録を映像で未来に残すことで、子どもといつまでも分かち合える良き思い出にしてほしい、親子の絆を繋ぐきっかけにして欲しい」という意図で企画。生後1000日間の思い出を、成長のポイントを残す映像で振り返られるようにしている。  この「生後1000日」について、順天堂大学小児科准教授の田中恭子先生は、「3歳になると、言語社会性、人間としてのソーシャル意識、自我、自律性が芽生えてくることで、他者との関係性が分かるようになります。そして、親や周囲の人間の愛着・愛情を一身に受けることで、子供は自身の存在が周囲から認められているという“絶対的信頼感”を得ることが出来ます。  0歳から3歳までという期間は、他者を認識し、言葉をつかってコミュニケーションできるようになる等の人間らしさが形成される、育児で最も重要な時期です」と解説する。  そして、「この大切な育児期間に、うまれてから今までの家族みんなで過ごした思い出を、子どもと一緒に、映像で振り返ることは、自らがどれほど愛されながら生まれ、育てられてきたかを実感し、その後に繰り広げられていく様々な体験への意欲につながっていくのです。その過程は、更なる自我形成を促進し、その後の健やかな心の成長を見据えた上で、とても意義高いといえるでしょう」と語っている。(編集担当:風間浩)
ソニーマーケティングが展開するスペシャルサイト「成長まるごとハンディカム」が好評だ。写真は「成長まるごとハンディカム」スペシャルサイトTOPページ。
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2014-12-26 09:00