日本車の安全性 中国ネット上に散見する「疑いの声」と「あらぬ噂」

中国メディアの新浪財経は24日、日本メディアの報道を引用し、米国道路安全保険協会(IIHS)がこのほど安全性について評価を行う「TOP SAFETY PICK award(トップセーフティピックアワード)」を発表したことを伝え、33車種のうち日本車が23車種を占めたと紹介した。
続けて記事は、メーカー別ではトヨタ自動車から最多の8車種が選ばれたと紹介したほか、富士重工業から5車種が選ばれ、メーカー別ではトヨタ自動車についで2位になったと報じた。さらに、最高評価基準に選ばれた車種は昨年より11車種増えたと紹介し、うち7車種が日本車だったと伝えた。
また、日本の自動車メーカー別ではホンダから4車種、マツダが3車種、日産が2車種、三菱自動車が1車種が選ばれたと紹介した。
日本車は米国の安全評価基準などで良好な成績を収め、その安全性も高く評価されているものの、中国ではネット上を中心に、「日本車は鋼板が薄く、安全性に劣る」という事実とは異なる噂がまことしやかに囁かれている。
多くの日本車がトップセーフティピックアワードに選出されたことについて、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)での反応を見てみると、やはり「日本車が安全なわけがない!日本車は鋼板が薄いんだ」という主張が見られたものの、「反日愛国青年たちよ、この結果についてどう思う?」という反論もあった。
また、「オレはIIHSの評価を信じる。日本車は確かに質が高い。だが、それよりも深く信じているのは、中国で販売されている日系車は日本国内や欧米で販売されている同じモデルの日本車よりも質が劣るということだ」という声も。自動車に限らず、「中国国内と他国とでは日本製品の質が異なる」という話も中国では根強く存在する噂で、中国の消費者の攻略の難しさを浮き彫りにする意見が見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Alexandr Blinov /123RF.COM)
中国メディアの新浪財経は24日、日本メディアの報道を引用し、米国道路安全保険協会(IIHS)がこのほど安全性について評価を行う「TOP SAFETY PICK award(トップセーフティピックアワード)」を発表したことを伝え、33車種のうち日本車が23車種を占めたと紹介した。(イメージ写真提供:(C) Alexandr Blinov /123RF.COM)
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2014-12-26 09:00