日経平均は69円高スタート、一時100円超高

 21日の日経平均株価は前日比69円21銭高の1万5710円89銭で寄り付いたあと、ジリ高となり、上げ幅を100円超に拡大する場面もみられた。前日まで3営業日連続で下落した反動もあって買いが先行した。朝方の時点では、ファーストリテイリング <9983> 、ファナック <6954> など指数寄与度の高い銘柄が強含みで推移している。  個別では、14年11月期で3期ぶりの最終黒字を見込んだ津田駒工業 <6217> 、ロシアの機械メーカーと業務提携締結を発表した滝沢鉄工所 <6121> 、14年3月期業績予想を上方修正したメルコホールディングス <6676> などが買い気配スタート。国内証券の格上げが観測された商船三井 <9104> や、カナダの炭素素材会社買収が伝わった東海カーボン <5301> なども買われた。  半面、14年3月期で3期連続の赤字と報じられた関西電力 <9503> は上値が重い。石油製品事業で経常赤字と伝わったJXホールディングス <5020> も売りが優勢となった。米系証券による投資判断の引き下げが観測されたパナソニック <6752> も軟調。国内証券による格下げが伝わった任天堂 <7974> もさえない。(編集担当:宮川子平)
21日の日経平均株価は前日比69円21銭高の1万5710円89銭で寄り付いたあと、ジリ高となり、上げ幅を100円超に拡大する場面もみられた。
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2014-01-21 08:45