[ベトナム株]財政省、「Uber」利用車に対する課税案を承認

  財政省はこのほど、同省傘下の税務総局が提出したスマートフォン向けタクシー配車アプリ「Uber(ウーバー)」を利用したタクシーに対する課税案を承認した。同案は、同アプリを提供するウーバー・インターナショナル(Uber International)と、同アプリを利用する旅客運送業者を対象に課税するというもの。   具体的には、ウーバー社から法人税と付加価値税(VAT)それぞれ5%ずつを徴収する。同社もこの案に同意しているという。一方、旅客運送業者は、法人税と外国契約者税(FCT)※など、双方の提携で発生し得る税金を納付することになる。   なお、ウーバーを利用したタクシー代金はクレジットカードで決済されることになっており、ウーバー社と旅客運送業者の取り分はそれぞれ20%、80%となっている。   「Uber」は、スマートフォンアプリを通してタクシーの配車・予約をリクエストすることが出来るサービスで、利用者が場所を指定し、近くにいた車両が配車される。ただし、配車される車両はいずれも当局の規定に準拠したものではなく、タクシーメーターも搭載されていないため、無許可で旅客運送業を行っていることになり、早急に規制が必要との声が上がっていた。 (※)外国契約者税(Foreign Contractor Tax=FCT):外国人個人または外国企業がベトナムの個人・企業との間で契約を交わし、ベトナム国内でサービスを提供することによって得られる所得に対して課税される税金。(情報提供:VERAC)
財政省はこのほど、同省傘下の税務総局が提出したスマートフォン向けタクシー配車アプリ「Uber(ウーバー)」を利用したタクシーに対する課税案を承認した。同案は、同アプリを提供するウーバー・インターナショナル(Uber International)と、同アプリを利用する旅客運送業者を対象に課税するというもの。
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2014-12-26 18:00