今週の為替相場見通し(2014年12月29日-)=為替王
米ドル円について今月はまず、円安ピーク「最大で1ドル=121円台」(為替相場見通し2014年12月1日号より)との予想が完璧に的中し、その後の円高への戻りについて「少なくとも1ドル=115円台」(為替相場見通し2014年12月15日号)との予想も的中。さらに先週は「1ドル=120円の大台超え」(為替相場見通し2014年12月22日号)の予想も的中。今月の為替相場は大波乱でしたが、ほぼ予想通りに動きました。
さて、年末年始の見通しについて。年末年始は大きなトレンドはあまり生じないのですが、参加者が少ない中で、ちょっと大口の注文があったりすると、それに反応して一時的にレートが大きく動くことがあります。初心者の方は、それに慌ててしまわないように注意してください。具体的な見通しとしましては、とりあえず先週予想通り120円の大台を回復したわけですが、12月上旬のピークである121円台に近づく余地はまだ残っているのではないかと考えます。新年1月の見通しとしましては、米国の強い経済指標に反応するなど、あらためてドル買いの勢いが生じた場合、思い切り最大の円安目処を計測しますと、124円が出てきます。
ただ、現状は、そこまで円安になる可能性が高いということではなくて、ドル高(円安)要因が重なり合った場合に、来月そこまで伸びるシナリオは現時点で考えられるといった程度です。逆に、この120円~121円あたりで止まって保ち合いが続きますと、先週も解説しましたとおり、いわゆる二番天井のチャート形状になって、新年早々、ちょっとした円高トレンドに向かうリスクシナリオも考えられます。現時点では両方のシナリオをにらみながら柔軟に対応が取れるように、この年末年始に戦略を組み立てたいところではないかと思います。(執筆者:為替王)
米ドル円について今月はまず、円安ピーク「最大で1ドル=121円台」(為替相場見通し2014年12月1日号より)との予想が完璧に的中し、その後の円高への戻りについて「少なくとも1ドル=115円台」(為替相場見通し2014年12月15日号)との予想も的中。さらに先週は「1ドル=120円の大台超え」(為替相場見通し2014年12月22日号)の予想も的中。今月の為替相場は大波乱でしたが、ほぼ予想通りに動きました。
economic
2014-12-29 10:00