日経平均は89安で取引終了、先物主導で下げに転換
29日の日経平均株価は前週末比89円12銭安の1万7729円84銭と反落して取引を終えた。
先高期待で買いが先行したものの年末で市場参加者は少なく、買い一巡後は手じまい売りに押されて上げ幅を縮小。後場になって先物にまとまった売りが観測されると日経平均はマイナスに転換。日経平均の下げ幅は一時300円に迫った。シエラレオネから帰国した男性が発熱したとしてエボラ熱感染の検査をすると報じられたことが売り材料視されたとの見方があった。
業種別では、出光興産 <5019> など石油・石炭株や、国際石油開発帝石 <1605> など鉱業株などが下落し、マツダ <7261> など自動車株や、横浜ゴム <5101> などタイヤ株も売りが先行した。個別では、15年5月期業績予想を下方修正したERIホールディングス <6083> が軟調。ペン先製造の世界大手テイボーの買収を正式に発表したノーリツ鋼機 <7744> は利益確定売りに押された。
半面、日本エアーテック <6291> など感染症対策関連銘柄が急伸した。人気キャラクター「ふなっしー」のLINE用年賀スタンプ配信を発表したエムアップ <3661> も買いが先行した。14年11月期利益予想を上方修正した北興化学工業 <4992> も高い。(編集担当:宮川子平)
29日の日経平均株価は前週末比89円12銭安の1万7729円84銭と反落して取引を終えた。
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2014-12-29 15:00