日本で「亀」のようにゆっくり走るタクシー・・・それでも予約本数が増と驚き=中国メディア

 中国メディアの参考消息は12月29日、台湾メディアの報道を引用し、日本でこのほど妊婦や車酔いしやすい人、体調の悪い人向けのサービスとして「走行速度が“亀のように”遅いタクシーが登場した」と伝えた。  記事は、ゆっくり走行してくれるタクシーサービス「タートル(亀)タクシー」について、横浜市港北区の三和交通が提供しているサービスであると紹介し、2013年12月のサービス開始からこれまで10万キロメートル以上の利用があったと伝えた。  さらに、「タートルタクシー」の運転手は専門のトレーニングを受けており、ゆっくり走行してくれるだけでなく、快適かつ安全なタクシーサービスを提供していると紹介。さらに、ゆっくり運転することで燃費向上につながり、結果的にエコドライブにつながると論じた。  また記事は、「タートルタクシー」という特殊なサービスによって、三和交通のタクシー予約本数がサービス開始前に比べ、113%にまで向上したと紹介した。  中国メディアが「タートルタクシー」について驚きを示したのもある意味で当然だ。中国ではタクシーに限ったことではないが、荒っぽい運転をするドライバーが多く、路上では割り込みなども日常茶飯事で、クラクションが常に鳴り響いている。そんな中国の交通事情からすればゆっくり走行することが売りになって、予約本数も増加したという「タートルタクシー」はまさに逆転の発想と言えるが、果たして中国でも成功するビジネスかどうかは疑問の余地が残る。(編集担当:村山健二)(写真は参考消息の29日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの参考消息は12月29日、台湾メディアの報道を引用し、日本でこのほど妊婦や車酔いしやすい人、体調の悪い人向けのサービスとして「走行速度が“亀のように”遅いタクシーが登場した」と伝えた。(写真は参考消息の29日付報道の画面キャプチャ)
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2014-12-29 16:15