2014年に上げた株・下げた株は=金山敏之
2014年の取引も明日を残すのみとなりました。そこで今年の株式市場を振り返ってみると昨年末に高値を付けて終わった日経平均は年明け以降、新興国不安から調整局面となり水準を切り下げるとしばらくは14,000円台で揉み合う展開が続きました。その後9月には16,000円台を回復し昨年末の高値を上回りましたが、世界経済の減速懸念から10月には再び14,500円程度まで売られました。しかし、10月末の予想外の日銀の追加の金融緩和を受けて上げ足を速めると12月にはザラ場に一時18,000円を付ける場面もみられました。
こうしたなかTOPIX500採用銘柄を対象に先週末までの今年の株価のパフォーマンスをみてみると、昨年末に比べ株価が倍以上になったのがミネベア <6479> 、東洋ゴム工業 <5105> 、日本空港ビルデング <9706> 、日本ペイントホールディングス <4612> 、アルプス電気 <6770> の5銘柄で、SUMCO <3436> も倍近い上昇となっています。一方で冴えなかったのがエアバッグのリコール問題で揺れたタカタ < 7312 > で株価は昨年末の半値以下となっています。また、 セガサミーホールディングス <6460> や日揮 <1963> は4割前後の下落となっています。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
2014年の取引も明日を残すのみとなりました。そこで今年の株式市場を振り返ってみると昨年末に高値を付けて終わった日経平均は年明け以降、新興国不安から調整局面となり水準を切り下げるとしばらくは14,000円台で揉み合う展開が続きました。
economic,fxExchange
2014-12-29 17:00