日経平均は279安で取引終了、大幅続落で安値引け
大納会となる30日の日経平均株価は前日比279円07銭安の1万7450円77銭と大幅続落し、安値で引けた。年末年始の休場を前に利益確定売りが優勢となった。買い材料難で売り一巡後も戻りは鈍く、後場になると先物主導で下げ幅を200円超に拡大した。
日経平均は期待された3年連続の年末最高値を達成できなかったが、年足では3年連続で陽線を形成した。
業種別では、野村ホールディングス <8604> など証券株が軟調推移となり、HOYA <7741> など精密機器株、ソニー <6758> などハイテク株も売りが優勢となった。個別では、日本エアーテック <6291> など感染症関連銘柄が急落し、アゼアス <3161> 、日本アビオニクス <6946> なども下落した。15年8月期第1四半期で営業赤字が拡大したハピネス・アンド・ディ <3174> もさえない。前日に買われたツカモトコーポレーション <8025> も利益確定売りに押された。
半面、15年2月期第3四半期で営業利益が通期計画を上回ったアダストリアホールディングス <2685> は急伸した。独BMWに炭素繊維を供給と報じられた東レ <3402> が買われ、サカイオーベックス <3408> にも物色の矛先が向かった。(編集担当:宮川子平)
大納会となる30日の日経平均株価は前日比279円07銭安の1万7450円77銭と大幅続落し、安値で引けた。
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2014-12-30 15:00